数年ぶりにあった知人に突然街中で声をかけられました。
「遠くから見たら猫背の格好ですぐにわかったよ。」と
えっ!!
猫背だとは思っていましたが、そんなに猫背だったの?
街で偶然知人に会ったことより、猫背で気付かれた事のショックが大きかったので
気合いを入れて猫背を直したら健康診断で身長が2センチほど伸びました。
どれが正解かわかりませんが私が試したことを全て書きたいと思います。
猫背を治すために腹筋を鍛えました
猫背を治すにはいろいろな方法があります。
まず、よく言われるのが腹筋を鍛えようです。
「猫背になるのは腹筋と背筋のバランスが悪く腹筋を鍛えることで姿勢が正しくなる」という考え方です。
10年ほど前、足を捻挫して接骨医院に行った時も「腹筋鍛えて姿勢を正しくした方がいいよ」とアドバイスされて純粋な当時の私は毎日この動画を参考に腹筋しました。
わずか6分間ですが結構辛いです。
やると分かりますが3日目、4日目と毎日連続でやると初日のように身体が動きません。
毎日やるときもあれば2〜3日に1回やる日もあり、半年ほど続けました。
結果・・・。
確かに腹筋を鍛えて腹筋がうっすらと割れるようになりましたが結局、猫背は改善されませんでした。
そもそも腹筋のどこに力を入れて猫背を治すのかポイントが分かりませんでした。
私のタイプの猫背は腹筋を鍛えてもあまり関係がなかったと思います。
腹筋が弱くて猫背になる方には腹筋は効果的だと思います。
猫背矯正ベルトを買ってみた
次に試したのが猫背矯正ベルトです。
腰に巻くコルセットの上半身バージョンのような姿勢矯正ベルトです。
私が購入した商品は少し昔の為、全く同じものは有りませんが商品の仕様はこれと似ていました。
使ってみた感想は確かに肩を広げ胸を張ることができます。
服の下に着用出来るので仕事中などほぼ一日中着用しました。
1年ほど矯正ベルトを装着しました。しかし猫背は治りませんでした。
猫背は治らなかったのですが肩甲骨の可動範囲?というのでしょうか両肩周辺が物凄く動くようになり、肩が柔らかくなりました。
結果・・・。
長年ヨガをしていたかのように肩周辺が異様に動くようになりましたが結局、猫背は改善されませんでした。
私のタイプの猫背は矯正ベルトをしてもあまり効果がなかったと思います。
肩が内側に曲がって猫背になる人には矯正ベルトは効果があると思います。
ひざ立ちしてバランスを感じてみた
そもそも私の猫背のタイプはおそらく背中が曲がっている状態で身体のバランスが保たれているので腹筋や矯正ベルトなどの部分的な修正ではあまり改善されませんでした。
そんな時に猫背についてふと読んだ本に興味深い事が載っていました。
本の内容をはっきりと覚えていませんが、今まで猫背改善のためにした事のなかった「ひざ立ち」について書いてあり、確かこのような内容だと記憶しています。
・ひざ立ちをする事で骨盤に大腿骨が安定して背骨をまっすぐに伸ばす事ができ、自分の猫背では無いベストの状態を感じる事ができる。
・その背筋が伸びた状態の感覚を忘れないうちに立ち上がり、肩幅ぐらいに足を広げて土踏まずとかかとの間に重心を置くとと先ほどのひざ立ちと同じ感覚の場所がありそれが猫背では無い姿勢なのでその姿勢を保つと猫背が解消される。
早速やってみましたが確かに背骨と背筋はまっすぐになって伸びた感じはしますが、なぜか私の場合は猫背になっていてもひざ立ちで安定しました。
猫背で生活していた時間が長すぎたのでしょうか?
感覚的には「腰の上の周辺の骨が安定する感じ」はあります。
結果・・・。
下の方の背骨は安定するですが私の場合、もうちょっと上の部分が曲がっているのか?あまり効果を実感できませんでした。
骨盤と背骨の接点付近(腰周辺)が不安定で猫背担っている人にはひざ立ちは効果があると思います。
かたい床の上で寝てみた
上記3つの方法を試しましたが正直、私にはあまり効果がありませんでした。
ちょうど街で知人と会ったのがこの頃です。
猫背改善について調べていると、床で寝ると重度の猫背も治るという情報を発見して早速試してみました。
やり方は簡単です。
ただ床の上に寝るだけです。
注意点が1つあります・・。
重度の猫背の人がいきなり硬い床の上に直で寝ると翌朝背中に「痛み」が走ります。最初は畳の上や厚手のバスタオルを敷くことをオススメします。
私の場合は最初から何も敷かずにそのまま床の上で寝ました。
翌朝・・。予想以上の事が起こりました。
朝起きると猫背の部分の背骨が予想以上にかなり痛く、背中を曲げる度に背中に突き抜けるような痛みが続きました。
背中の痛みは半日ほど続きました。
背中を曲げると痛いので強制的に背中はまっすぐになります。
背中の痛みは寝るときまでに小さく無くなりますが、朝起きたら痛みがやってきます。
3日〜4日間は背中に痛みがありますが、1週間ほど寝ていたらそのうち背中の痛みはなくなりました。
初めは朝起きて背中が痛くなりますが、そのうち夜寝る時にかかとが痛くなります。
かかとには絶対厚手のタオルを敷いた方が良いです。
床に直で寝た結果・・・。
1ヶ月ほどかたい床の上で寝ましたが猫背改善以上の効果がありました。
まず、寝起きが悪かったのが床で寝ると朝の目覚めが良くなりました。
そして朝起きたら目線が若干高くなっていました。
しかし午前中までは背中が真っ直ぐですが、午後になると猫背気味に戻ってしまいました。
私には若干効果があり、物足りなさを感じました。
何を試しても無駄だったという重度の方に床で寝るのは効果があると思います。
床で寝る時にクッションを背中に挟んでみた
どうやら私の猫背はただ床で寝ても治らない最も重い猫背のようで床で寝ると肩の辺が「浮いている」ような感覚になりました。
腰の少し上の筋肉に少し力を入れて少し浮かせる(軽いブリッジのように背中をそる)と肩がしっかり床つきました。
そこで、床で寝ることで背骨が痛みがなくなり、だいぶ慣れた時に次の段階として背骨をアーチするようにクッションを入れて寝ました。
クッションの大きさは厚手のブランケットは丸めたくらいの大きさです。大き過ぎたら苦しくなり、小さ過ぎたら効果がありません。
クッションを入れる位置は腰の少し上でろっ骨の少し下の背骨が曲がっている位置です。
ちょっと分かりにくいですが上の図のような場所です。
一度クッションを背中に入れて寝て、クッションが大きい場合は数秒で苦しくなります。逆に小さすぎるときはただ床で寝ている時と感覚があまり変わりません。
正解の場所にクッションを入れると少し苦しくなるので必然的に背筋に力を入れて背中を反らせるようなります。
背筋に力を入れて反らせると楽になります。
力を入れるコツは背中にクッションを入れた状態でさらに胸を張って肩甲骨が床に密着するように背筋に力を入れます。
私の場合、クッションを入れたこの形で腹筋に力を入れると理想の姿勢になるような気がしました。
私の場合は枕は使いません。
頭が直に床に触れて痛い方はタオルケットなどの使用をオススメします。そしてかかとにタオルは必須です。
クッションを入れている時間はだいたい30分から1時間ぐらいです。
背中に異物が入って寝るので背筋に力を入れるようになります、また肩が浮かないように胸を開くようにもなります。
上記の腹筋や矯正ベルトでそもそも完成形がわからなかったのが、クッションを入れて寝ることで「ここに注意して力を入れればいいのか」という背筋に力を入れるポイントが分かりました。
私の場合、まずクッションを背中に入れて1時間ほど横になり、クッションを外して朝まで寝るということを続けています。
結果・・・。
完璧に猫背は完璧に治ったとは言えないかもしれませんが、ほぼ一日中正しい姿勢を保てるようになりました。
また背中が曲がった時にどこに力を入れれば無理なく猫背が治せるのか、力を入れるポイントが分かりました。
そして3ヶ月ほど床で寝た後に健康診断で身長を測った時、身長がが2センチ以上伸びていました。
個人差はあると思いますが、身長は伸びます。
遠くから見て猫背だと分かる人ほど身長が伸びるのではないでしょうか。
猫背を治すのに一番確実なのは
私の場合は床でクッションを背中に入れる事で猫背改善の方向性が見えてきました。
しかし、我流の治療方法なので
全ての人に効果があるか分かりませんし、逆に身体が不調になってしまうかもしれません。
一番確実なのは病院に行くことではないでしょうか?
本気で猫背を治したい人は整形外科か接骨医院に行くのがいいかもしれません。