タマネギ食べれますか?
幼い頃から生タマネギを食べると決まって頭がズキズキしていました。
生の球根系の野菜は薬のようなものだから食べると頭がズキズキする食べ物
だから食べるときは少しだけ・・・
例えるなら・・・居酒屋のお通し程度に食べるものだと思っていました。
しかし、信じられない料理に出会いズキズキするのは自分だけ?
と思いちょっと調べてみました。
お皿に乗せられた大量の生タマネギ
居酒屋でオニオンスライスなるものを食べる機会がありました。
ご存知の方が多いと思いますが、オニオンスライスは大きなお皿に大量の生タマネギがスライスされ、鰹節が乗っている食べ物です。
大量の生タマネギを見て「みんなこのズキズキを求めて食べるのか?」と思い、醤油を大量にかけて我慢して食べましたが、途中、あまりの頭の痛さに箸が止まってしまいました。
頭の痛みは食べている時だけではなく、その後しばらく痛みは消えませんでした。
他の人も同じだろうと思い、周りを見てみると
皆、「美味しい」といって食べている。
「頭痛いけど美味しいね。」とか「この痛さがいいんだよ。」とか言いながら食べるならまだ分かるが、美味しいだけって・・。
あれ・・・。
もしかして痛いのは自分だけ・・・。
タマネギを食べてズキズキする原因を調べてみた
どうやらタマネギに含まれているある成分が頭を痛くさせているらしい。
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調べてわかったことをまとめてみます。
・タマネギやニンニクなどのユリ科の植物には硫化アリルという成分が含まれている。
・タマネギを切るときに目が痛くなるのは揮発した硫化アリルが粘膜を刺激するからである。
・硫化アリルの代表的なものがアイリン。 切ったりすり下ろしたりしてアイリンを刺激すると植物内のアリナーゼによりアリシンに変換される。
・アリシンは安定した化合物ではなく放置しておくと徐々に失われ、調理すると速やかに分解される。
・アリシンがタマネギやニンニクの辛味を発生させている。
・アリシンはビタミンB1と結合してアリチアミンという物質を作る
・アリチアミンは血液中で長時間維持され、ビタミンB1の働きが効果的に継続し、疲労回復に有効と言われている。
・他にも血栓の生成予防、血中コレステロールの増加抑制、インスリンや胃液の分泌促進、発汗促進、免疫機能の向上、ガンの予防などに役立つと言われている。
硫化アリルは一般的に有毒であると言われている物質みたいです。
そして、植物が持つアリナーゼは植物が草食動物から身を守る効果を持つそうです。
つまり・・・
タマネギは種を残す為、必死に生きているって事だと思います。
体に良いけどタマネギアレルギーの人は注意が必要
他の人が食べても頭が痛くならないのに、自分が痛くなるのは草食動物から身を守るタマネギの防御力に負けた・・。
タマネギの毒に負けた・・。
自分は草食動物なのか?と思ったら
どうやらタマネギアレルギーなるものがあるらしい。
タマネギアレルギーは硫化アリルを分解する消化酵素が少ない人は症状が発生しやすく、分解する消化酵素が多い人でも大量に食べ過ぎた時に症状が発生するらしい。
『少量の硫化アリルが分解できない人=タマネギアレルギー』ということだと思われる。
つまり、自分の場合はすぐに頭が痛くなりますが、痛くならない人も100g、200gではなく、1Kg、5Kgなど大量に食べれば発症するのではないだろうか?
ちなみにタマネギアレルギー症状は:頭痛・腹痛・めまい・吐き気・下痢・湿疹・嘔吐・発熱などがあるらしい。
そして、タマネギだけでなく、らっきょうやニンニクなどの球根を食べても発症するらしいが、水にさらしたり、加熱したら大丈夫という人が多いらしい。
私自身、いつも生タマネギを食べると必ず頭痛はありますが、その他の症状はありませんでした。
生以外では症状は出ません
生のタマネギは頭が痛くなりますが、火の通ったタマネギでは痛くならず、やさしい甘さがあり大好きです。
野菜炒め、肉じゃが、牛丼などのタマネギはとても美味しいです。
タマネギアレルギーが存在するという事と
草食動物に近い存在ということがわかりました。
これからも生のタマネギは摂りすぎないように
仲良く付き合っていきたいです。