すり傷・切り傷・火傷に卵殻膜 傷跡が目立たなくなります 

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傷には卵の薄皮を・・注意も必要です。

こんな経験ありませんか?指先などを切ってしまい、慌てて絆創膏を探したが傷口にしっかりとフィットするものがなく、フィットするように絆創膏を加工したけれど結局うまくいかずにすぐに剥がれてしまうことが・・・。

そんな時に覚えておくと便利な事をお伝えします。

先日料理を作っている最中に久しぶりに指先を切ってしまいこの方法で対処して傷口も綺麗にふさがり傷跡も目立ちませんでした。特別なことではなく卵の薄皮を貼るだけです。

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卵の薄皮とは

卵の薄皮とは、卵の殻と白身の間にある、薄い膜のことです。正式名称を、「卵殻膜」(らんかくまく)と言います。ゆで卵を作る時に殻は割れたけど白身に薄い膜が張り付いていてうまく剥がせずにイラっとする薄皮、それが卵殻膜です。

卵の薄皮はその名の通り大変薄く、厚さはわずか0.07mmです。0.07mm厚さを例えると・・日本人の平均的な髪の毛の太さは0.08mmと言われていますので、ほぼ髪の毛と同じ厚さの膜になります。

卵は何故、外部から栄養が届かないのにヒヨコが生まれるのでしょう?

薄い卵殻膜の中に、卵が育つための栄養が詰まっていなければヒヨコは誕生しません。鳥のヒナは人間と違って、母体とへその緒でつながれておらず、外界に出るまでの間の栄養は、すべて卵の中に備えておく必要があります。

その大事な役目を担うのが、この卵の薄皮部分なのです。

卵の薄皮の主成分は、線維状のたんぱく質で、約18種類のアミノ酸をバランスよく含んでいます。コラーゲンやヒアルロン酸などの皮膚組織を修復する成分も豊富に含み、最近では卵殻膜エキスを使った化粧品が注目されています

卵殻膜を傷に上手く貼る方法

傷口に卵殻膜を上手く貼る方法を順番に案内いたします。

正しく貼る事ができれば、5cmほどの傷でも縫う必要がなく傷口は綺麗に塞がります。

傷口を綺麗に洗う

怪我をしたときはまず流水で汚れなどが残らないようにていねいに傷口を洗い流してください。

出血量が少し多いときは傷口をおさえる

清潔なガーゼやタオルなどを傷口に当て、傷の真上を5分ぐらい押さえてください。5分ほどおさえると止血されます。

卵の薄皮を剥がし傷口を合わせて貼る

止血ができたら生卵を割り、薄皮を剥がし傷口を綺麗に合わせてから傷全体を覆うようにその上に薄皮を貼ってください。傷が大きく1枚の薄皮で貼れない場合は薄皮を重ねても大丈夫です。

貼った薄皮の位置を少しずらしたいときは薄皮を少し濡らすと動かせます。

しばらくすると薄皮が乾き皮膚にはりつきます。

傷口に日光を当てないように注意する

卵殻膜を貼り付けておく期間は1週間〜2週間を目安にしてください。数日で傷はふさがりますが、その時に薄皮を剥がしてしまうと傷跡が目立つことがあります。

卵アレルギーの方は注意してください

卵アレルギーを自覚している方は卵の薄皮の使用をオススメしません。

薄皮を貼った後、かゆみやかぶれを感じた場合はすぐに流水で薄皮を洗い流し絆創膏などで傷口を保護してください。

最後に 傷跡を目立たせないポイント

今まで何回も薄皮を貼っていますが薄皮を貼ると傷の治りは早く傷跡もあまり目立ちません。

早く治るコツは薄皮を傷口に貼ったままにすることです。

薄皮を貼り、翌日に傷の様子が気になり薄皮を剥がしてしまい、傷口がふさがっていたのでそのまま薄皮を剥がしてしまうときは治りが遅くなり、傷跡も目立ちます。

薄皮は貼り付けたあとまず24時間の間は剥がさないようにして、そのあとは1日から2日に1回取り替えてください。

傷を目立たなくさせるには傷口をぴったりと綺麗に合わせてから薄皮を貼り傷口に日光が当たらないように包帯などで1〜2週間ほど遮光してください。傷口を長期間薄皮で覆うことで傷は目立たなくなります。

まだ卵の薄皮を使ったことない方・・・ぜひ試してみてください。傷の治りのはやさと傷口が目立たなくなることに驚きますよ。