いくら食べても太らずに綺麗な人もいれば
あまり食べてないのに太ってしまう人がいます。
食べなくても太るので痩せようと努力してもなかなか痩せない事があります。
その症状「モナリザ症候群」かもしれません。
日本人の肥満の方の大多数が「モナリザ症候群」と言われています。
モナリザ症候群とは
モナリザと聞いてレオナルド・ダ・ヴィンチの絵画でふっくらとした女性の「モナリザ」を想像する方がいると思われますが全く関係ないと思われます。
1990年に神戸で開催された国際肥満学会で肥満研究で有名なアメリカのルイジアナ州立大学ジョージ・ブレイ博士が提唱した「Most Obesity Known Are Low In Sympathetic Activity」
発音は「モォゥストゥ オゥビィーサァティィ ノォゥ アー ロォゥ イン シィンパァセェティィク アクティヴァティ」という感じでしょうか。
直訳すると「大多数の肥満者は交感神経が低下している」という意味になります。
博士は交感神経が衰えている症状のことを単語の頭文字(Knowは2番目)をとり「MONALISA」モナリザと名付けました。
自律神経には活動量の多い日中に活発になる交感神経と寝る前などリラックスしている時に活発になる副交感神経があります。この2つのバランスが崩れると体の代謝反応が鈍くなり、痩せにくい体質になったり、肌トラブルや冷え性などを引き起こしやすくなると言われております。
そのような交感神経の働きの低下している症状が『モナリザ症候群』になります。
個人的には全て単語の頭文字をとった「MOKALISA」モカリサでもいいと思うのですが、KnownのKは発音せず、ノォゥと発音するからNにしたのか?全て発音の初めの音なら「モオノアロイシア」も候補にあったのか?、モナリザのがふっくらとしたイメージとObesity(肥満)を重ねたのか、博士でないと分かりませんが正直名前はなんでもいいのかも知れません。
少し話がそれましたが
日本人の大多数が発症している「モナリザ症候群」
自分も?と思われた方、簡単なチェック方法で確認できるかも知れません。
モナリザ症候群チェック方法
痩せにくくなるモナリザ症候群の原因は交感神経が鈍ることなので、モナリザ症候群のチェックというより交感神経を鈍らせる代表的な行動をまとめてみました。
6つ以上当てはまっている方はモナリザ症候群の可能性が高いと思われます。
多くの項目に当てはまった方は、痩せにくかったり、冷え性になったり、肩こり、肌荒れなど症状が出ているのではないでしょうか?
自分なりにダイエットの為に食事制限をしたり、冷え性の為に重ね着をしたりと個々の対応をしているつもりでも根本的な自律神経の対応まで考えていない為に効果があまり現れないのではないでしょうか。
では改善にはどうしたらいいのか。
難しい事はありません。簡単なことです。
規則正しい生活を送ることです。
モナリザ症候群予防と対策
モナリザ症候群の予防と対策には自律神経を整えることが重要です。
昼間に交感神経を優位にさせて夜には副交感神経を優位にさせましょう。
以下に自律神経を整えるポイントをまとめてみました。
・朝日を浴びる
朝日を浴びることで眠っている体が起き、交感神経が働きやすくなると言われます。
・朝食を食べる
朝食を食べることにより昼間に活動するエネルギーを蓄えることができると言われます。
・日中に運動をする
交感神経の活発になる日中に運動をすることにより代謝が良くなり、脂肪を燃焼しやす区なると言われます。
・ぬるめのお湯にゆっくり浸かる
39℃前後のお湯に15分ほど入ると副交感神経が高まりやすく、リラックスして眠ることができまると言われます。
・寝る前はスマホなどを触らない
PC・スマホなどの画面を見ていると脳が刺激され交感神経が優位になり、睡眠の質を低下させてしまうと言われます。
・早めに寝て7時間の睡眠をとる
6時間未満の睡眠が数週続くと自律神経が乱れ高血圧になりやすく、ホルモンバランスも乱れ肥満になりやすくなると言われております。
つまり・・・
規則正しい生活を送ることです。
究極の規則正しい生活を送る事は大昔のように太陽が昇ったら起きて栄養を補給して、日中に活動し太陽が沈んだら休息するという現代人が忘れかけている自然と共に生きるということではないでしょうか。
いきなり全てを改善するのはちょっと難しい方。
ダイエットや肌荒れ対策に効果がない方。
まず朝起きて、夜は早くは7時間ほど寝る。
これだけでも効果があるのではないでしょうか。