PC処分時に初期化だけでは個人情報は流出します 安全に処分してますか?

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パソコンを処分する時に個人情報消去していますか?

そんなに重要な情報は入ってないという方でも、例えば年賀状ソフトなど使っていれば親戚の方々の住所などの個人情報がパソコンには記憶されています。

「初期化したから大丈夫」という方

ただ初期化しただけでは復元する事ができます。

ある事をすると復元出来にくくなり、ある事をすると完全にデータの流出は無くなります。

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ただの初期化だけではデーターは流出します

初期化したらパソコン内のデータはすべて消えたように見えますが、初期化だけでは消したデータを復元できる可能性が高いです。

「やっちゃった・・」とパソコンのデータを消してしまう事もあれば、パソコンが故障してデータがすべて消えてしまうこともあります。

パソコンを軽くしようとして間違って初期化してしまったり、SMATエラーが発生してデータにアクセス出来ない時など、パソコンからデータを復旧できる専用のソフトデータを復旧してくれる会社もあります。

パソコンのデータを分かり易く、簡単に例えるなら、パソコンのデータは「家」です。

家には玄関・キッチン・リビング・洗面所などが別れていて、それぞれの場所に色々な道具が置いてあります。

初期化するという事は、家の土台すべてを壊して使えなくして新しい家を建てられるようにする事です。

しかし、家を粉々に壊すわけではなく、形が少々残りますので、懐かしい物など壊れずに残る事もあれば、少し修理すると使えるものもあります。

パソコンの場合もデスクトップ上・マイドキュメント・ダウンロードなどそれぞれの場所色々なにデータが入っています。

パソコンを初期化した場合もすべて元の形に復元は出来ませんが、消えていないデータ、少し修正すれば使えるデータは表面上見えないだけで存在はしています。

例えばこの様なソフトを使うとデータの復元が可能です。

つまり、間違って消してしまったデータを復元する「専用のソフト」を使ったり、「復元する技術」がある人がやろうと思えば初期化したハードディスクからデータを復元する事が可能です。

つまりただの初期化だけではデータの復元が可能という事です。

初期化をしてデータを流出しにくくする方法

データの復元が可能な初期化を復元しにくくする方法があります。

それは、「初期化を複数回繰り返す事」です。

ただ繰り返すだけではなく、初期化した後にデーターを書き込む事が重要です。

初期化してデーターを書き込みまた初期化するという作業を繰り返す事でデータは復元出来にくくなります。

先ほどに家に例えると、一度家を壊して、再度家を建てて、そして壊すと最初の家の物は見つけにくくなります。(ほぼ見つかりません。)

つまり、間違ってデータを消してしまった場合は何もしていないとデーターの復旧率は上がりますが、一度書き込みなどをしてしまうと復元率は下がります。

「やちゃった・・」と思った時はすぐにデータ復旧などを依頼したほうがいいです。

パソコンを初期化して処分する時は、面倒ですが初期化した後一度システムをインストールして、再度初期化する事をオススメします。

それが面倒ならデータ消去ソフトが売っています。

複数回初期化をしたり、専用の消去ソフトを使ってデーターを消去するより一番確実に個人情報の流出を防ぐにはHDDを破壊する事です。

HDDを物理的に破壊すると確実にデータ流出はしません

パソコンを再利用する事がない様であれば、HDDなどの記憶装置の物理破壊をオススメします。

パソコンを分解して記憶装置(HDDなど)と取り外すのに少々技術が必要ですが、基本プラスのドライバーがあればHDDを外す事ができます。

HDDを外したら、円盤(プラッタ)をドリルで傷つけたり、穴を開ける事でデータの流出は無くなります。

プラッタの位置がわからない方はだいたいHDDの中心にプラッタがあると思っていたたければOKです。

穴を開ける専用の工具がなくてもトンカチとHDDを取り外す際に使ったドライバーがあれば、ドライバーを「ノミ」のように使いドライバーのお尻部分を叩いてHDDに穴を開ける事ができます。

(ドライバーによってはノミとして使えないものもあります。)

破壊する際は軍手などを装着して怪我のない様にしましょう。