名前の呼び方は色々あります。仮面ライダー乗り、ライダー乗り、マッハ乗り、ロケット乗り、水平乗り、フライング乗り、カミナリ乗り。
この言葉を聞いたことのある人は実際に試したことがあるのではないでしょうか。試し方もバイクではなく大勢の人が自転車でこの独特の乗り方をしたのではないでしょうか。
ここでは呼び名をライダー乗りで統一します。
そもそもライダー乗りはいつからあるのでしょうか
1948年にアメリカ合衆国ユタ州にあるボンネビル・ソルトフラッツで、ビンセント社のブラックシャドウが最高速チャレンジした時に史上初の200km/h突破した時の写真が元祖らしいです。
1960年代から1970年代にかけてカミナリ族が速さを追求するために行なっていた独特のバイクの乗り方でも有名です。
また、仮面ライダー2号の一文字隼人が仮面ライダー52話でライダー乗りをし、お茶の間の子供の心を鷲掴みにしました。
当時のバイクには空気抵抗を減らすカウルが装着されていなかった為、いかにして空気抵抗を減らすかと考えた結果、とにかく前面投影面積(全面から物体に光を当てた時にできる「影」の面積)を減らすことにたどりつきました。
つまり、バイクにうつ伏せで乗ることにより確実に両足の面積分を減らせ、空気抵抗が低減されるということです。
有名な漫画でもライダー乗りをしています
「うしおととら」の流兄ちゃんが16巻の巻末でライダー乗りを披露しています。乗り方もそうですが、バイクに乗る流兄ちゃんの服装が話題になりました。
「ばくおん!!」3巻では来夢先輩もライダー乗りを披露しています。(作品中ではマッハ乗りとなっています。)
しかし、現在は競技用のバイクなど空力的に有効なカウルを付けており、レースは勿論最高速のチャレンジでも、今ではこの乗り方をする人を見かけません。
自転車レースでライダー乗りが見れます
バイクで見かけなくなったライダー乗り
実際にどのように乗るのか興味が出てきませんか?
カウルが装着されない自転車で見ることができました。
この選手は自分で考えたのでしょうか?
自転車でのライダー乗りのやり方
動画を見て興味を持った方、怪我をしますのでやめたほうがいいです。
バランス感覚のある方は自己責任で行なってもいいと思います。
やるのであれば必ず田舎などの車の通行量が少ないところでお願いします。
やり方は自転車の上で体を一直線にするイメージを持ち、自転車のスピードを出して(下り坂など)サドルの上におへそあたりを乗せて足を一直線にします。
ふざけて何回かやりましたが結構スピードが出ます。
何事にも勇気と根性は必要です。