先日、母が一人では不安という事で一緒に携帯ショップに行き利用プランの確認をしました。
目的の事が話し終わったらショップの店員が
「iPhoneにウイルス対策していますか?対策しないと危険ですよ」
と営業トークをしてきました。
iPhoneを使っていて携帯ショップで同じトークをされウイルス対策を申し込んだ方
多分その対策「あまり意味ないですよ」
有料なウイルス対策より効果のある事があります。
携帯ショップでのウイルス対策の営業
「iPhoneにウイルス対策が必要」と話を切り出した店員に
「面白い事言うな〜 何の話をするのだろう?」と私は思いました。
母は「心配なので・・どうすれば?」と話を聞く気満々。
「ウイルス対策ソフトを使いウイルス対策をしないと個人情報が盗まれたり・・・家族の方もスマホ使ってますよねぇ?1つのソフトで複数台の機種が対策とれますよ。」
「他にも・・・」と話が続いたので
「はぁ?何言ってるのこの人?」
「不安をあおってサービスに加入させたいの?」
「本当にウイルス対策の事が心配で、iPhoneを使っているのならソフトの前に話す事があるでしょ」
サービス獲得のためになんで不安を煽るの?
と嫌な気分になり、一番重要な事を確認しないであまり意味のない営業トークを始める店員に気分が悪くなり
「なんでiPhoneの状態を確認しないのですか?」「iPhoneにウイルス対策と言われましたがAppStoreで有名で確実に効果のある有料のウイルス対策ソフトがあるのですか?」「何をウイルスと考えているのですか?」
と質問したところ。
「インターネットをしていて変なページが表示されたり、メールから偽物のサイトに行って個人情報を入力してしまったり・・」
と続きましたが、
「それ、ウイルスじゃなくて詐欺ですよね?、ウイルス対策をしてあるパソコンでも同じ症状は発生しますよ。」
「効果のないウイルス対策の話は結構です。」と話をやめて店を出ました。
iPhoneでまず確認すべきはiPhoneの状態です
何故、ウイルス対策の案内の時にまず、iPhoneの状態を確認し、iPhoneのウイルス対策で一番有効な事を伝えないのでしょうか?
この店員だけ確認するのを忘れたのでしょうか?
ちなみに母のスマホの主な使用目的は電話です。
他にもLINE、radikoを少々使いますが月のデーター量は500Mあれば十分です。
ホーム画面にアプリはほとんどありません。
iPhoneのOSは最新版でストレージの空きも十分です。
脱獄などはしていません。
この状態でウイルス対策が必要なのでしょうか?
そもそもアプリとして正式にiPhone用のウイルス対策はあるのでしょうか?
答えはこの状態であればウイルス対策の必要はないです。また、正式なウイルス対策ソフトはApp storeに存在しません。(ウイルス対策ソフトとは違う広告をブロックする様なソフトはあります。)
iPhoneにウイルス対策が必要のない理由
iPhoneユーザーは基本的にウイルス対策をしなくても大丈夫です。
・iOSアプリは、「サンドボックス構造」により高いセキュリティが実現されています。
サンドボックス(通称:砂場)とは、外部からのアクセスを遮断した環境下でプログラム(アプリ)を動作させる仕組みで、サンドボックス内で仮に悪意のあるプログラムが作動してもOSファイルにアクセスする事が出来ないので、情報を改ざんしたり、抜き取る事は出来ません。
外部と仕切られた状況が「子どもが遊ぶ砂場」に似ていることからサンドボックスと呼ばれているそうです。
・iPhoneにアプリをインストールする方法は基本的にAppstoreからです。
Appstoreでアプリを開発するには本名・住所・電話番号などの個人情報の登録が必要となり、App Developer Programへの登録が必要で費用が毎年11800円発生します。
悪意のある人が個人情報を公開して、年間費用を払い、OSに影響がないと分かりながらもウイルスを作るのでしょうか?
まず、そんな人はいないと思います。
つまり、ウイルスを作ることにあまりメリットがなく諦めます。
つまり、ウイルスが存在しないiPhoneでは、ウイルスバスターなど有料のソフトを入れている方・・あまり意味がありませんよ。
脱獄(ジェイルブレイク)している人はAppleが意図していないアプリを入れる事が可能になるなのでウイルスに感染します。
ウイルス対策より重要な事で一番大事です
脱獄しない、ウイルス対策のしていないパソコンと接続しない、不明なWiFiに接続しないなどありますが、一番重要で効果のある事は
最新のOSにアップデートする事です。
iPhone使用していると設定のアイコンに赤い①が付き、iOSのアップデートが促されることがあります。
iOSをアップデートすることにより新機能を追加するだけではなく、iOSの脆弱性を修正する事もあります。
過去には脆弱性を悪用しサンドボックスの機能を無視してデータにアクセスできるアプリや、AirDropのファイル転送に脆弱性が発見されましたが、iOSのアップデートで修正されています。
つまりiPhoneを最新の状態にする事がiPhoneをウイルスから守ることにつながります。
iPhoneユーザーで携帯ショップでウイルス対策を申し込んだ方
ウイルス対策と言う事ではまず効果ないですけど、詐欺対策では多少効果があると思います。
詐欺対策ソフトを入れても詐欺にあいます。
iOS以外のAndroidのOS、WindowsのOSを使っているなら対策は必要ですが、iPhoneならあまり効果がないですよ。
携帯会社に善意でお金を毎月寄付したいと言う人なら効果のないウイルス対策ソフトでもオススメです。