年が明けて書き初めをしている様子を各種メディアなどで見る時
思い出す言葉がある。
子供の頃、文字を書く時決まって大きい字で書いていた。
原稿用紙に書く時は四角から出ないように大きく
ノートに書く時は上下の行からはみ出さないように大きく
習字の時も紙に大きな字を書いていた
そんな字を書いている私に祖父が言った
『空白の美っていうものがあるんだぞ
文字のまわりをあけたほうが綺麗に見えるよ』っと
言われてから
文字の大きさを少し小さくして書いて見たけど
なんか違和感があって結局大きい字のままだった・・・
ある程度年齢が上がると
周りのバランスを考えて字を書くと
決められたスペースに綺麗にかけることが分かった。
そして余白を開けることは書道で
『余白の美』と呼ばれることがある事も。
余白の美のイメージも
祖父が伝えたかったことと似ているだろう。
でも私は『空白の美』でいい
呼び方はたいした事では無い。
『空白の美』
という言葉を思い出す時
今は亡き祖父から
「文字だけではなく全ての事に
『空白』を意識していけ」って
言われている気がする。