入院とは病が完治するまで病院にいることではありません。
順調に回復して症状の悪化の可能性がない場合など自宅療養になります。
つまり退院です。
回診の時に先生が何気に一言「そろそろ退院かな?」
と言った瞬間に退院の日が決まります。
担当医の一言で退院は決まります
入院時に一応入院予定表みたいなものが渡されます。
そこには○日に手術、○日から食事開始、○日に点滴終了、○日〜に担当医に確認し退院。などが書かれています。
基本的に手術や、点滴などは記載されている通りに進んで行きますが、手術後のレントゲンやCTなどは回復具合で若干日付が前後します。
術後の経過に問題がなく、病院での検査が終わった段階で、手術した患部が痛くても担当医が「明後日退院かな」とか言うと退院の日が決まっています。
「また冗談を言って〜」とか「えっ 完治してないのに退院?」と思いますが担当医の一言が看護婦達がカタカタやっているパソコンに反映され、担当看護婦は退院日を把握しています。
もう1日入院したい時は入院の延長もできます
相部屋のおじいちゃんが回診の時に担当医に「明日退院ですよ」と言われた時に「不安だからもう一日入院させてくれねぇかぁなぁ?」と言っていました。
そんなこと出来るのか?と思ったらどうやら出来るらしいです。
病室の混み具合によるかもしれませんが、もう1日入院したい方は担当医に相談してみる事で入院を延長する事もできます。
しかし、1日入院日数を増やしたぐらいでは完治しません。
病院では退院後1週間は自宅療養期間になり、その間に万が一症状が悪化した場合は病院に来てくださいという方向で完治する前に退院になります。
病院で完治したい方は1週間の入院延長をすれば完治するまで病院に入れるかもしれませんが、やることが何もないので非常に退屈だと思います。
看護婦さんや担当医は何回も退院とは言いません
担当医が1回退院と言ってパソコンにデーターを入力し、看護婦が情報を把握したからと言って担当医や担当看護婦が回診の度に「明日退院ですね」とか言うことはありません。
明日退院とわかっても、何も変わらずに普通に検温などをしてくれます。
あまりに普通すぎて「あれっ?担当医が言った退院は間違い?」と思う時があります。
不安になって看護婦に「明日退院ですか?」と聞くと
「そうですよ」と一言。
退院とわかったら「明日退院ですね」とか声をかけてくれると思ったらそんなことは全く無くありません。「退院」と言う言葉は入院している他の患者さんに気を使ってあまり言わない言葉なのでは・・・と思いました。
聞き逃して退院と気づかない患者さんもいました
隣のベットのおじいちゃんは退院前日の午前中の回診で「明日退院ですね」と言われたのに気付かずにスルーしてしまい。夕方面会に家族が来た時に「いつ退院かわかんねぇ」と伝えていました。
翌朝、入院料金の支払いの説明などを受けている時に「お金の話しましたがいつ退院ですか?」と質問し、「今日ですよ」と普通に返されて慌てて家族に電話をしていました。
家族は病室に入るなり「昨日退院いつかわかんないって言っていつ決まったの?」とおじいちゃんに言うと
おじいちゃんは「今日決まった・・。」と答えた・・。
「嘘やん!!と隣のベットから声を出したいくらいでした。
しかし、いざ自分の番になり担当医が「退院」と言ったのを聞き逃していると同じ状況になったかもしれません。
何か退院の日付が決まった場合には他の患者に知られずに、自分と自分の家族だけがわかる方法はないだろうか?と考えてましたがあまりいい案が浮かびませんでした。
素直に看護婦などに「いつ退院ですか」聞くのがベストだと思います。