入院した時ベットの横にあるのが「ナースコール」
押したらすぐに看護師が駆けつけて・・・と思いますが
実際はそれほどすぐにはやって来ません。
一般病棟では数人の患者を1人で担当します
入院すると患者1人1人に対して、主治医、担当医、担当看護師が決まりますが、当然専属でつくわけではありません。
つまり、1人の看護師が1人の患者を担当するわけではなく複数の患者を担当します。
患者さんの中には緊急を要する方や優先順位の高い方がいます。
また、患者さんの対応以外にも看護師には仕事があります。
(中には働きアリの法則と同じで2割の看護師はナースコールがなっても何もしないのかもしれません。)
理由は様々ですが、基本ナースコールを押して看護師が到着するまで3〜4分かかります。
遅い時は、5分以上かかります。
同じ病室のおじいちゃんは、ナースコールを押してすぐ来ない看護師に
「重症だったら死んじゃうよ。(笑)」と冗談を言っていました。
一般病棟では、容体が急に悪化することはないので基本的にナースコールを押して看護師が到着するまで時間がかかっても大丈夫ですが、集中治療室では違います。
集中治療室では押したらすぐ来ます
手術直後や、容体が悪い時に一時的に入る「集中治療室」
一般病棟より緊急性が高く、入院患者数に対して担当看護師の数も多いのでナースコールを押したらすぐに駆けつけてくれます。
数秒〜1分ほどで看護師はやってきます。
一般病棟でのナースコールを押して駆けつけてくれるスピードと比較するとありえない速さで看護師が来てくれます。
逆に集中治療室でナースコールを押したことがある方は一般病棟では駆けつけるのが遅いと感じます。
ナースコールを押した時はゆっくり待ちましょう
基本時に「ナースコールは押してもすぐにこないもの」という認識で押したらゆっくり待ちましょう。
看護師に迷惑かかるからとナースコールを押さずに手術後などに無理をして動く方がいますが。(ご年配の方は特に多いです。)
手術後などはいつも以上に看護婦が気を使って病室を見にきます。(小走りでくることもありました。)
「何かあったらナースコールを押す人」であれば看護師も忙しい時間を割いて病室を見に来なくても、ナースコールを待てばいいので負担が少し減るはずです。
「ナースコールは押すもの」という認識でナースコールを押すことで、看護師に迷惑をかけているのではなく、看護師を助けている事になります。
押しすぎもいけませんが・・・。
何かあった時は必ずナースコールを押して、自分の現状を看護師に知らせましょう。